ファブリックデザインでは、データをそのまま出力する「デジタルプリント」で布にプリントをするため、写真もプリントすることができます。
（布にプリントする際に、版は作成していません。）
布や生地は紙よりも目が粗いですが、写真のプリントは問題なくできます。多少、画像の精細さは落ちるものの、グラデーションや細い線もきれいに表現できるため、ご安心ください。
印刷加工方法による写真の見え方の違い
ファブリックデザインで印刷される全ての印刷加工方法において、問題なく布に写真をプリントできます。
ただし、印刷加工方法によってはプリントされる色味が異なるため、写真の見え方にも多少違いが出ます。
下の画像、は「顔料インクジェットプリント」「昇華転写プリント」のプリント方法で同じ写真データをプリントし、比較したものです。
・顔料インクジェットプリント
細い線が一番鮮明にプリントできるため、ネコの細い毛並みはよく表現されています。
ただし、黒や紺色などの濃色の印刷が少し薄くプリントされる傾向があります。そのため、全体的に写真の色が淡くなります。
・昇華転写プリント
黒や濃色が綺麗にプリントされており、全体的にメリハリのある印象です。
特にピンクやオレンジのビビッドな色は、昇華転写プリントが一番鮮やかにプリントされます。
布の厚みによる写真の見え方の違い
同じ印刷加工方法でも、布の厚みが違うと写真の見え方が異なります。
下の画像は、どちらも顔料インクジェットプリントで写真をプリントした布で、布の種類・厚みが異なります。
11号帆布は、厚手で丈夫な生地が特徴で、40Sブロード（顔料）よりも太い糸で織られています。そのため、プリントした写真は少し白っぽく見えたり、生地の粗さからぼやけた印象になることがあります。
ですが、この11号帆布ならではの素朴な風合いと温かみが魅力です。特に、キャンバスアートやオリジナルのトートバッグを作るのに最適です。
色の付いている布へ写真をプリント
ファブリックデザインでは、基本的に白またはオフホワイトの布・生地に行います。
唯一、色付きの綿麻キナリというキナリ色の布があります。 この生地にプリントする場合、布地のキナリ色とインクの色が混ざった色味になります。
また、綿麻キナリは顔料インクジェットプリントで印刷しますが、白インクが使えないため、画像中の白色部分は布地の色（キナリ色）そのままになります。（昇華転写プリントも白インクには対応していません。）
透けている布へ写真をプリント
ファブリックデザインでは、透ける布も扱っています。
当サイトの印刷方法には白インクが含まれないため、透ける布にプリントすると、透明感のある仕上がりになります。
下の画像は、透けない布の40Sブロードと、透ける布のオーガンジーに印刷したものを比較した画像です。当サイトの商品の中で、オーガンジーが最も透明感のある生地です。オーガンジーにプリントすると、写真の細かい部分が見えにくくなることがあります。
そのため、透ける布にプリントする場合は、「透けていてもはっきりとわかる写真やデザインか」どうかを、データ作成時に確認してください。
事前に写真をプリントした時の仕上がりを確かめたい場合
申し訳ございませんが、当サイトではテスト印刷のサービスは行っておりません。
プリントした写真の仕上がりを確認したい場合は、お手数ですが、1mの生地印刷をご注文ください。
ご注文時は下のボタン、またはTOPページの「すぐにデザインする」ボタンよりご注文をお願いいたします。